第33回日本間脳下垂体腫瘍学会

会長挨拶

松野 彰

第33回 一般社団法人 日本間脳下垂体腫瘍学会

会長 松野 彰

国際医療福祉大学医学部教授・脳神経外科統括主任教授

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度、第33回日本間脳下垂体腫瘍学会を2023年3月3日(金)- 4日(土)の日程にて、沖縄県市町村自治会館を会場とし開催させて頂く運びとなりました。これもひとえに皆様方のお力添えの賜と心より厚く御礼申し上げます。

本会は、間脳下垂体領域の診断・外科的治療と研究に携わっている脳神経外科医、内分泌内科医、放射線科医、そして病理学・解剖学など多岐にわたる研究者が関わって大きく発展してきました。間脳下垂体腫瘍の外科的治療の確立、薬物治療・放射線治療の進歩、診断機器や画像解析、術中機器など、さまざまな先進的な手術に関する手法の開発により、間脳下垂体腫瘍および近傍疾患の正確な診断法と安全かつ有効な摘出術と治療法を確立し発展してまいりました。このような伝統と格式のある日本間脳下垂体腫瘍学会を開催することができますことは、私にとっても望外の喜びであります。

本学会のテーマは「星をつかもう! 間脳下垂体」といたしました。次世代を担う先生方に是非とも間脳下垂体領域において 輝ける星 となっていただきたいという私の思いを込めたものです。沖縄の地で満天の星のもと、是非大きな星をつかんでいただきたいと願っております。本学会においては、間脳下垂体腫瘍の診断と治療の分野における、エキスパートの先生に特別講演・教育講演をお願いし、最新の知見を共有することを目指しております。またさまざまな間脳下垂体疾患についてシンポジウムを企画し、先端的な学術発表を行います。次時代を背負う本領域の医師・研究者の方々に積極的に参加して頂き、活発な議論を行う場を提供したいと考えております。是非多くの会員の皆様と関連領域の研究者の皆様のご参加・ご発表をお待ち申し上げております。

謹白 

2022年5月吉日